睡眠不足と肥満の関係

睡眠不足だとジャンクフードが食べたくなる
という気がしませんか。

僕は体感的にそんな気がしてます。

睡眠科学者であるカリフォルニア大学教授であるマシュー・ウォーカー氏の実験で

4~5時間睡眠になると食欲が大幅に増すことが明らかになっています。

しかも長期的ではなく実験開始2日目にはすでに食欲が大幅に増したそうです。

なぜなら

満腹感を知らせるホルモンである『レプチン』が減少し

食欲を刺激するホルモンである『グレリン』が増加したからだそうです。

どちらか一方でもダイエットしたい方には大打撃ですがまさにダブルパンチで致命的ですね。

気持ちでどうにか制御できないのも納得です。

しかも更なる悲報としては見出しにもあるように

【睡眠不足でジャンクフードが食べたくなる!】

のです。

もうお手上げ状態ですね。

何日か我慢しても水の泡になってしまいそうです。

なぜなのか。

そもそも睡眠不足と肥満の関係の実験中に睡眠不足に陥ると甘いものとしょっぱいもののループをしやすくなりお菓子や、パン、パスタ、アイスクリームなどの消費量が増えたことに気づいたそうです。

睡眠不足の時の時にジャンクフードを食べてしまうのは脳の活動の変化を見れば何かわかるのではないかとMRIを使い実験したそうです。

すると脳の前側で理性や本能を抑制する前頭前皮質の活動が睡眠不足によって鈍ることが分かり対する本能や衝動的な動物的な脳の部分の活動が活発になっていることを発見したそうです。

日頃から気をつけていればいる方ほど理性で抑制していた分反動が出るわけですね。

ちなみに睡眠不足の人が選んだ食べ物のカロリーを合計すると十分な睡眠をとったときよりも600キロカロリーも多かったそうです。

十分な睡眠をすることのメリットは??
と思いますが意外なデータがあります。

実際行われた実験です。

肥満な男女を対象に病院に入院して厳格な食事制限のもとで生活をしてもらいました。

2グループに分けて

1つは1日5時間半しか眠らず、もう一方のグループには8時間半眠ってもらったそうです。

さて、結果は

もちろん食事制限を病院でしっかりしているので2グループとも体重は減りました。

しかし、5時間半睡眠のグループでは落ちた体重の70%が筋肉だったのに対して8時間半睡眠では落ちた体重の50%以上が脂肪だったそうです。

理想としてはもちろん脂肪を落として筋肉を落とした方がエネルギー代謝も良くなりその後により痩せやすい理想的な体型へと近づきやすくなるわけなのでどちらが良いかは明白です。

このように睡眠不足と肥満の関係は切っても切れない関係ですのでただ運動や食事制限だけでなく睡眠の重要性を改めて見直したいと思います。

個人的には夜更かしした次の日は確実に食欲が増すのは体感済みなので納得しました。

皆さんも良い睡眠を手に入れて健康増進いたしましょう。

それでは。