2024/04/11
以前腰痛や坐骨神経痛の原因が筋肉や関節だけでなく内臓由来の場合もあることをお伝えしましたがあまり知られていないと思われる原因の一つをあげたいと思います。
それは小腸の中の菌が増殖しすぎて膨満感や過敏性腸症候群のように腹痛や下痢、膨満感が伴うことがあるということです。
また内臓の不調は体の深部にあるため痛みの場所と原因にズレが生じやすくなり消化器系の不調を背部痛や腰痛などで感じる場合があります。
ちなみにこの小腸の菌が増殖しすぎてしまうことをSIBO(小腸内細菌異常増殖賞増殖症)と言います。
健康意識の高い方であれば発酵食品が健康にいいというのは聞いたことがあるかもしれませんがSIBOの場合は発酵食品などの過剰摂取で起こりうるものです。
発酵食品は巷であふれています。
例えばヨーグルト、漬物、納豆やパンなども生地を発酵させて作るので含まれます。
これらの食品を取ると腸内細菌が崩れてしまい小腸内で溢れかえった細菌が悪さをしてしまいます。
あまり知られていないかもしれませんが胃炎の原因菌とされるピロリ菌も小腸にいる場合は悪さはせずむしろ食欲の抑制に寄与しているのではと言われています。
もし健康の為とはいえ発酵食品を過剰に摂取している方で腹部膨満感や不調、腰背部痛などがある方は逆に発酵食品の摂取を控えた方が調子が良くなるかもしれません。
思わぬところに落とし穴があったりするものです。
それでは