『属人思考』を『属事思考』で円滑に

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『何を話すかが重要ではなく誰が話すかが重要だ。』

という話を聞いたことはないでしょうか

例えば会社のプレゼンで

上司がすると『さすが〇〇さん。とてもいいプレゼンだったな。』

となるのに同じ企画を新人がプレゼンすると

『なんだか何が言いたいかわからなかったなぁ。新人だからしょうがいか。。』

みたいに内容にかかわらず新人というだけで評価が真逆になるというものです。

会社勤めの方はもしかしたらこういうことがあるなと思う方もおられるかもしれません。

でも客観性がないし会社や個人の成長を考えると建設的な思考とは言えないですよね。

これを社会心理学者の岡本浩一氏が誰が話すか?に重点を置く思考を『属人思考』ということに対して人ではなく話している内容に焦点を当てる思考を『属事思考』という造語を作ったことに由来します。

日頃自分が嫌っている人や政党や企業であっても発信している内容に焦点をあてて

『おっ。たまには良いこと言うな。』とか『確かにこの意見には賛同できるな。』

『若いのに色々と考えているんだな。』と感情に流されず客観的に物事をとらえられるともっと許容のある社会になるのではないかと思います。

社内や家族のように長時間時間を共にしているとなかなか冷静に話の内容を聞けなくなっていることがあるかと思います。

『属人思考』に陥ると話が入ってこないばかりか相手の人格を否定するような発言をしてしまう可能性もあり、以前の人格同一性効果のように相手の人格を否定する内容で話すと相手の怒りを逆なでして人間関係がより悪化してしまう可能性も孕んでいるので冷静に『属事思考』で向き合えればより良い方向へ行ける可能性があると思います。

それでは。