『精神科医がうつ病になった』を読んで

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タイトルだけで興味が湧き

読んでみました。

125ページで割とサクッと読めます。

精神科医であるがゆえに最善の治療を自ら選択するかと思いきや。。案外自分の主観で早期退院を願い出たり処方に関しても担当医に変更してもらったりしていました。

後にそれが見誤ったのではないかとご自身で回顧しておられました。

著書を記したのは最後にうつが治ったからできたとのことでしたが以前読んだ『うつ病九段』の先崎学さんの本の方が個人的にはリアリティーを感じました。

というのも重度のうつ病だったと筆者がおっしゃるとおりうつ病がひどい時の記憶が全く無く当時日記のようなものを記していたのを読んで読み返して書いておられていたのですが、まさに全く身に覚えがない文章で実感が伴っていないからだと思います。

行動の箇条書きを読んでいるようで時系列ががパッパと切り替わるようで読んでいても身に覚えのない感じがありました。

ある意味リアリティーかもしれません。

医師でも精神が乱れ自殺企図を無意識でしてしまったり客観性を失うさまは良く感じました。

肉体も精神もやはり自分のものと感じがちですがそこがアンコントロールになることの怖さを感じました。

余談ですがお医者さんはゴルフと飲み会の席がとにかく多いなと思いました。(;’∀’