地獄耳にはご注意を!!

ざわざわして騒々しい場所でもいざ会話が始まると案外スムースに話ができるものです。

これは脳が選択的に自分にとって必要な音を拾い、不必要なものはノイズキャンセリング機能で排除するというものです。

これを「カクテルパーティー効果」といいます。

ですのでこの効果のせいで遠くでヒソヒソ話をしていても耳をそばだてて内容を拾おうとしてしまうそうです。

「他人のヒソヒソ話なんか聞こうとするなんて自信過剰かな。。」と思うかもしれませんが誰もが持つ脳の特性なのでご心配なく。

ただ本当に地獄耳の人っていますよね。
誰からその話聞いたんだろうって方。

今日は地獄耳に纏わるちょっと気味の悪いお話です。

これはある人の体験談です。

当時中学生だったその人はある日の休日両親と3人で家に居ると「ピンポーン。」と玄関の呼び鈴がなりました。

そこには母親の妹である叔母がいたそうです。

どうやらたまたま近くを通ったらしく顔を出したというのです。

父親も交え3人での雑談をひとしきり終え「じゃあそろそろ帰るわね。」挨拶を済ませ帰っていったそうです。

叔母が帰ると母親がなんとなしに
「◯◯(叔母)ってさぁ、ああ言っていたけど実際はさぁ。。」と叔母の陰口を始めたのです。

まぁ良くあるような光景ですよね。
その人が席を外したら居なくなった人の噂話や悪口を始める流れ。。

するとそれを聞いていた父が遮るように眉間にしわを寄せて「しーっ!お前もし聞こえてたらどうすんだよ!やめておけ。」と声を少し殺しながら母親に言いました。

「はいはい。」と少しけげんな表情の母はしぶしぶ会話を止めました。

急に言い出した父の言葉にうっすら恐怖を覚えたその人は部屋の窓をそっと開けるともう帰ったはずの叔母が

玄関で耳に手をあて、じーっと耳をそばだてていたのです。

父親の予感は当たっていました。
その姿をみたその人は「ゾゾゾッ」と背筋が寒くなったそうです。

なんとも言えない話ですが案外、人がしゃべった陰口は本人に聞かれているのかもしれません。

陰口は気をつけなはれや!!

それでは