2024/04/11
バラエティー番組で「背筋も凍るほわーい話」。ちなみにほわーいは「why」で怖い話と思いきや意外な原因で起こった事件?のお話です。
そのお話の一つをご紹介します。
ある資産家が奥さんを亡くして1年前に2回りも年下の子連れの女性と再婚しました。
資産家は1人の家政婦を雇っていました。
ある日の真夜中、家政婦が主人のうめき声に気づき部屋に入るとうずくまり苦しそうにしている主人を発見。
「大丈夫だ。」と気丈に振る舞う主人に家政婦は意を決して「奥様と結婚してから旦那様の体調が悪くなっているように見えます。もしかしたら毒をもられているのでは。。」と伝える。
しかし「そんなわけないだろう。保険金殺人じゃあるまいし。ハッハッハ!」とお手本通りの金持ちの雰囲気で全く気にしていない様子。
しかし容態は徐々に悪化していったのです。
そんなある日、家政婦と主人が会話していると急に主人が吐血。
そして病院へ。
その診断は。。なんと
「湿布の貼りすぎで胃に穴が開いたのです。」とのこと。
(~_~;)そんな馬鹿な。
実は非ステロイド系消炎鎮痛剤を主成分とする一部の湿布には効果があるものの発現を抑制している発痛物質は胃の粘膜を修復する役割も担っているため元々胃が悪いのと相まって胃に穴が開き吐血したのです。
たしかに話の中で連れ子(小学生)と早く打ち解けたい主人は公園で頻繁にキャッチボールをして。体を痛めていました
帰宅後は家政婦に背中を覆うほど大量の湿布を貼っていたのです。(10枚位)
確かに薬ならいざ知らず
まさか湿布に同じような副作用があるとは考えるはずがありません。
これが実際にあった話かはわかりませんし、整形外科で湿布と一緒に胃薬を処方する医師を聞いたことはありません。
ただし経皮的にも薬効成分はよくも悪くも作用するのは間違いないと思います。
文献では2年間1日4枚以上毎日使用して胃潰瘍になった事例はありました。
湿布も用法用量をしっかり守りましょう。
それでは良い週末をお過ごしください