2024/04/11
もりもり整体院です。
痛みというのは非常に複雑です。
家でタンスの角に小指をぶつけて悶絶するというシチュエーションは痛みを感じる過程としてとても分かりやすいのです。
角に小指に強い刺激がありそれが脳に伝わって痛むので当たり前です。
しかしこのような場合はどうでしょうか。
Aさんは仕事が立て込んでいて重要なミーティングでのプレゼンが控えていました。
Aさんはプレゼンの前日に起床する際に腰に激痛が走り起きるのも一苦労会社に連絡をして病院にいくと椎間板ヘルニアと診断され数日間の安静を言い渡されます。
泣く泣く翌日のプレゼンの概要を上司と同僚に報告して代行してもらうことになりました。
3日後に申し訳ない気持ちで出社すると責められるどころか上司や同僚から『大丈夫だった!?』『もう出社しても大丈夫?』などと優しい言葉をかけられ申し訳ない気持ちよりほっとした気持ちを強く感じました。
それからというもの重要なプレゼンの前になると体のあちこちに痛みを感じるようになってしまいました。
当初は起床時に椎間板を傷めたのかもしれないので原因は明確ですがその後のプレゼン前の体の痛みの原因は何でしょう?
これは以前にも書きましたが痛みの学習です。
本人が意図的にしているわけではないですが確かに痛みとして感じてしまうのです。
過去の痛みの記憶をモデルケースとして再現してしまうんですね。
本人がきっかけに気づいていないケースもあるので複雑化していきます。
痛みは奥が深いです。