生きて腸に届かなくていい?腸とメンタルのお話

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最近は腸は第2の脳と言われるように腸内細菌が健康に注目されることが多いですよね。

脳から腸に信号を送るルートよりも腸から脳に信号を送るルートの方が格段に多いのです。

過去に聞いて驚いたお話を1つ。
今までとても優しくて感じが良い人がある日から人を批判したりキツい性格になったそうです。

その人が体調が思わしくないということで病院を受診すると大腸癌が見つかり性格の変化もこの癌により腸内細菌が乱れその信号を脳が受け取り性格に変化が起きたのではという結果だったそうです。

余談でしたがとにかく腸内細菌が人のメンタルヘルスに及ぼす影響はとても大きいという一例です。

最近はうつ病などの精神疾患の発症要因となる可能性も報告されています。

特に善玉菌の代表格ビフィズス菌の減少がうつ病に関連するとされています。

これまでは『生きた』ビフィズス菌が坑ストレス効果をもたらすことが報告されています。

藤田医科大学大学院保険学研究科レギュラトリーサイエンス分野の毛利彰宏教授らが殺菌されて『死んだ?』ビフィズス菌でも効果があるかを研究しました。

マウスを用いた動物実験ではあるものの加熱殺菌したビフィズス菌を与えたマウスでも抑うつに関連した行動異常が認められなくなったそうです。

またストレス負荷によって生じた腸内細菌叢の乱れが大きく改善していることもわかりました。

今のところビフィズス菌の死菌を使った医薬品や食品はまだないですが、ビフィズス菌が入っているヨーグルトや休眠状態にして成形したサプリメントなどは有効だそうです。

ビフィズス菌入りのヨーグルトなら1日100~150gを摂ると良いとされています。

『生きて腸まで届かなくても良い。』と思えばより安心して摂取できるのではないでしょうか。

ストレスフルなご時世なので精神的に不安定になりやすい状況といえますので「気の持ちよう。」だけではなく栄養面からもアプローチするのも大切ではないかと思います。

8/30まで猛暑日が続く予報になってますので熱中症に気をつけてお過ごし下さい。
それでは