2024/04/11
ほんまでっかTVに出演されている植木先生の本を読みました。
タイトルがその本の題名です。
この中で人は自分の描いた幸せを手にすると手にしたものを失うかもしれないという不安に苛まれ不幸に恐れる日々が始まるといいます。
例えばダイエットの成功を機に摂食障害になってしまう女性は案外多いとのこと。
「幸福感」と「恐怖感」は常にワンセットということです。
ではどうしたら恐怖感が湧かないかというと
普段から自分の中にたくさんの「ペルソナ」を準備しておくことだと言います。
「ペルソナ」とは演劇で使う仮面のことなのですが要するに複数のキャラを持ちましょうとのことでした。
キャリアウーマンの場合
「営業部長」「奥さん」「母」のキャラをそれぞれ持っていれば
「営業部長」として失敗しても「奥さん」や「母」としての幸福を崩してしまうわけではないといいます。
なんとなく分かるのですがキャラを複数持つって大変だなと思います。
ペルソナは心理学者のユングが「人がそうあらねばならないようにとする、個人と社会との妥協である。」と述べています。
また過度のペルソナ化は危険が伴うとして仮面の付け替えができなくなると表情の豊かさが失われ、イライラや不満で心理的な「硬さともろさ」が露呈するとしています。
仮面の奥にある本来の自我とのズレに苦しむということですね。
福井県の言い伝えで
息子の嫁を毎日いびっていた姑が恐ろしい鬼の面をつけて夜道でおどす。
しかし気丈に振る舞う嫁に怯んだ姑は一時退散。
しかし鬼の面が外れなくなり困り果てていた姑。
結局姑を探す嫁に連れられお寺で高僧の話を聴くことで改心してようやく鬼の面が外れる。
その後お嫁さんと仲良くなりましたとさ。
というお話。
嫌な姑というキャラに本来の姑がのまれたてしまったということですね。
個人的には精神も身体も軸があればある程度対応できると思っています。
合わせるのではなく戻れるところがあった方が色んなところの安定に繋がると思っています。
植木先生の意図とはズレてしまってますが💦模索中です